不法投棄数は2年連続20%以上の減少
家電4品目、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの不法投棄量は、
2年連続で20%以上の減少をしています。
家電リサイクル法が作られて、その金額が値上がりしている状況で、
どうして下がっているのか。
リサイクルの技術が進歩し、リユースのルートが拓かれている状況で、
リサイクル料金が値上がりするという矛盾の陰で一体どんなことが起こっているのか。
家電リサイクル対象製品の不法投棄量
最新情報では平成25年の不法投棄量が環境省より発表されています。
http://www.env.go.jp/press/100251.html
推計値ではありますが、
全国で92500台の不法投棄があり、
平成24年の116500台から20.6%減となっています。
不法投棄の量は減っているということですね^^
しかし、リサイクル料金の金額はどんどん値上がりしています。
どうして減少傾向にあるのでしょうか??
よく耳にするのは、「海外ではブラウン管テレビも売れる」ということですね。
そうした情報が広く公開され始めた、ということだと思います。
他にも原因はあるでしょうが、一番はやっぱりそのルートが一般向けにも公開されてきたことなんです。
ちなみに不法投棄台数のランキングはこちら
不法投棄は地域別にみると、
1位 大阪 10163台
2位 北海道 7046台
3位 東京 6709台
という感じ。
ゴミ捨てるのに金がかかることが許せないのは、
商人の街大阪、ということなんですね?
しかし無料で引き取ってくれるところ、買い取ってくれるところが現れれば、
大阪は一気に減りそう、という感じもします。。。
ちなみに3位からは僅差で、
埼玉>愛知>千葉、と続きます。
また最少は島根。
日本で2番目に人口が少ない県ということで、
人口にもある程度比例しているようです。
家電リサイクル法で処分するということが周知されてきた
逆に、家電リサイクル法に従って処分されている台数は、
約1273万台ということで不法投棄の台数と比べると天地の差。
家電4品目は、リサイクル料金を払って処分しなければいけないということが
認知されてきた、ということでもあると思います。
それに拍車をかけて、海外輸出業者が一気に有名になったことで、
手間がかかっても無料や買取が良いという方々にはうってつけのサービスが提供され、
不法投棄はどんどん減ってきている、ということになると思います。
ただ、やはりブラウン管テレビの不法投棄がかなり多い。
地デジ化からもう数年経っていますが、まだまだ出てくるんですね^^;
費用がかかっても、無料でも、買取でも、
リサイクルされる方向に向かっているのであれば、
それだけで良いことだな、とも思います。
これからも日本のリサイクルの動向には目が離せませんね!