ガラスのリサイクルはとても難しい
ガラスのリサイクルはとても難しいです。
一言でガラスと言っても、
原料の種類や製造方法がとても多く、
同じガラス同士でリサイクル原料を作らなくてはリサイクルができません。
さらに、金属とは違って、
異物を取り除くのが困難という嫌な特性もあります。
さて、ガラスはどんなふうにリサイクルされているのでしょうか。
一般的なリサイクル方法
建築資材として有名なグラスウール。
断熱材の王様と称されるこの素材は、
ビルの天井裏などに敷き詰められて使われます。
名前の通り、ガラスで繊維を作り、綿状にしたものです。
その他にも、路面のアスファルトに使われたり、
車の塗装材、錆びを落とすためにガラス砂を噴射する装置なんてのもあります。
廃ガラスはこのように色んな使われ方をするのです。
しかし、「ガラスからガラス」というリサイクルはどうも情報が少ないです。
ビンからビン、というリサイクルは普及しているようですが、
例えば、割れたガラスを元のガラスにもどせるような、
原材料に近いものにする技術はまだ出てきていないようです。
スーパーソルっていうリサイクル製品が注目されている
ガラスのリサイクルによって生まれた「スーパーソル」という素材があります。
とても保湿性が高く、とても軽い。
そして、水はけも良く、ガラスからできているので、
雨水にさらされても有害物質を出す危険性もない。
現在では水はけの悪い農地への利用、土に混ぜて通気性や排水性を高めたり、
地盤の強化に使われたり、きれいに加工することで人口の大理石を作ったり、
様々な用途で使われています。
リサイクルは元の状態に戻すだけが能じゃないんだと、
改めて気づかされてしまいました^^;
ガラスからガラスに戻すのではなく、
さらに利用範囲の拾いものに変えるという考え方は、
今後重要になってくると思います。
もちろん、元の状態に戻すということも、
廃材を0にする上で重要な課題です。
どちらの技術もしっかり追って行きたいと思います!