建設リサイクル法の目標は建設資材を100%リサイクルすること
建設リサイクル法を簡単に説明すると、
「最近、建設に関わる廃棄物が増えてるよねー
最終処分場がいっぱいいっぱんだねー
昭和40年代の建物は更新期だしねー
解体とか建設で出るごみはリサイクルしないとねー」
ということで制定された法律です!
建設リサイクル法が注目した3つの廃棄物
建設リサイクル法でリサイクルするように注力しているのは、
コンクリート
アスファルト
木材
この3つです。
コンクリートの塊をリサイクルするなんて、
本当にできるのでしょうか。
3つの廃棄物のリサイクルについて、
調査してみました!
コンクリート、アスファルトのリサイクル
コンクリートのリサイクルには多くの企業が頭を悩ませています。
建設リサイクル法が制定されて約15年が経ちますが、
100%リサイクルという段階にはまだ至っていないようです。
ですが、どんどん進歩しているリサイクル技術、
ちょこっと紹介してみようと思います。
まずコンクリートの作り方ですが、
粉末のコンクリートに水を加えます。
どろどろになったところに砂や砂利を加えて、
型に流し込み、
水分を飛ばすとカッチカチのコンクリートができあがります。
建設物を解体するときに、このコンクリートの塊がたくさん出るので、
それをリサイクルするというわけです。
リサイクル方法としては、
廃棄物として出たコンクリートを細かく粉砕し、
砂や砂利の代わりに使う、というのが一般的でしょうか。
ただ、これだと、明らかに量が多すぎて、
砕いたコンクリートが使われずに残ってしまいます。
なので、もっと有効利用し、ゴミを減らす工夫をしなければいけません。
ある企業では以下のように高いリサイクル技術で有効利用の範囲を広げています。
まず、大きなコンクリート塊は形を整えて、
他に利用できるような状態にします。
これでまず全体量を少なくします。
そして、砕く!めっちゃ細かくします!
可能な限り細かく粉砕していきます!
もう砂や砂利、ホコリのようになったコンクリートを、
水で洗い、状態を選別していきます。
ここから出る泥は、
水分を飛ばすと脱水ケーキと呼ばれる、
園芸などで使える土になります。
埋め立て用の土としても利用ができますので、用途はあります。
しかも、使い切れない場合は、
焼却炉で燃やすと100tの脱水ケーキが2tの灰になります。
さすがにこの2tの灰はゴミですが、
50分の1の大きさにまでなり、
焼却の際には熱エネルギーも発生させることができます。
水洗い、選別した中には、
砂や砂利のような状態ものもあります。
もちろんこれは、次のコンクリートを作る際の、
砂・砂利の代わりに使えばOK!
こんな感じでリサイクルされています。
しかし、まだ残念ながら、元のコンクリート、
生コンクリートを作る材料にさせることはできないようです。
木材のリサイクル
木材の多くは、チップ状にされ様々なリサイクル品に生まれ変わります。
おがくずのような状態にまで細かくして、
ボードを作ったり、
効率の良い燃料に生まれ変わらせることもできます。
木材リサイクルの技術もまだまだ発展中で、
リサイクルできる木材の範囲や、
リサイクル率の向上を目指しています。
最近では、木材を成形する技術も高くなっております。
木材を削ったり、切ったりせずに角材にする技術があるのですが、
この技術によって木屑の発生を大幅に抑えることができます。
これ、ぼくリアルタイムで見ていたのですが、
とても感動しました。
技術力って素晴らしい!
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20130630.html
リサイクルの発展はまだまだ止まらない
コンクリートや木材だけでなく、
まだまだリサイクルができるものはたくさんあります。
そしてその技術の普及もまだ進みきっていません。
日本中どこででも、最高のリサイクル技術の価値を受けられる状態を作りたいと、
GoMeeeは考えています。
とても難しいことだと思いますが、
やってやりたいと、そう考えています!
今日はこの辺で!
GoMeeeでした!!