廃バッテリーは鉛の原料です
今、自動車の廃バッテリーは高値で取引されています。
鉛の原料であり、優良な資源だからです。
2010年以降、
日本と韓国で、鉛の原料争奪戦が繰り広げられておりますが、
様々な問題を抱えています。
韓国の高価買取によって、日本での供給が少なくなっており、
日本企業の採算が合わなくなってきてしまったのです。
廃バッテリー買取価格の上昇
廃バッテリーの買取価格が上昇したのは、
2005年以降のこと。
約10年前から価格が上昇し、
「バッテリーは買取」という常識ができていきました。
特に驚きなのは、
日本の廃バッテリー輸出は99%が韓国だということ。
中国での鉛需要が高まっていることと、
それに合わせた韓国の鉛製錬技術の拡大で、
どんどん高騰しているのです。
そのため、日本の企業がバッテリーを確保できなくなっており、
安定した供給をすることができない状態になりかけています。
経産省では、バッテリーメーカー、自動車メーカー、鉛メーカーで協力し、
国内でのリサイクル強化につとめようとする話合いをしていますが、
有価で取引されているものの輸出を禁止することもできないと
問題は難しいようです。
資源の少ない日本はどう戦うか
輸出を禁止して、国内でのリサイクルを強化する…
それでは根本的な解決にはなりません。
もともと、
輸送コストがかかってしまう韓国での買取のほうが高額である、
ということがおかしいのです。
韓国よりも高額で取引ができ、
さらに採算も合うようにリサイクル技術を向上させてコストを減らさないと、
せっかくの国内リサイクル強化案も非難の嵐です^^;
もともと高額で取引できたものが、
強制的にできなくなるのですから。。。
リサイクル技術だけでなく、バッテリーの性能面、
販売価格など調整できる部分はたくさんあります。
簡単なことではありませんが、
根本的な解決はそこからできるように思います。
ぼくらも一緒に考え、行動しなければいけない問題だと認識しています。
今日は廃バッテリーの取引、
リサイクルの現状についてお話しました!
それでは、GoMeeeでした!